バイクで気ままに小旅行

関東圏のツーリングスポット紹介/ツーリング記録のレポート

#2 走水・観音崎 トンネル探索ツーリング

どうもこんにちは、せきうです。

 

花粉も落ち着いてきていよいよツーリングの春がやってきましたね!!

しかしやってきたのは春だけではなくコロナ変異種と東京都の非常事態宣言パート3…。これじゃ遠出は厳しい。。ツーリング仲間も気軽に誘えねぇ。。

ということで久しぶりにMT-25で近場ソロツーしてくることに。

 

8:00 起床

普通に寝坊した。朝飯食いながらGoogleマップで交通状況を確認。

海沿いが空いてそうだったので、気になってた走水の隧道を目的地に設定。

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9:00 横浜・出発

最寄りのガソスタでMTに千円分だけ給油。

あ^~野口が吸われていくんじゃ^~。

GROMだとだいたい¥500~600くらいしか給油しないもんね。

節約下道ルートで 環状二号線(R17)→笹下釜利谷道路(R22)→金沢文庫から国道16号へ。

12:00 走水第二隧道 到着

目的地に到着しました。

この隧道は一方通行なので、走水側から入ります。

 車が来ないタイミングを狙ってトンネル内を撮影。

内側が金属板に囲われたアーチ型の直線トンネルとなっています。

どうやら数年前までは金属の囲いは無かったようで、2017年のストリートビューにて舗装工事の様子が確認できました。

全長229mで手堀り(素掘り)トンネルの中では全国5位の長さになるそうです。(因みに全国1位は新潟県長岡市の中山隧道で全長877m)

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トンネル入口に看板がありました。

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要約すると、

・前身は明治9年に作られた導水隧道(水を通すためのトンネル)である。

・横須賀造船所(現在の米軍横須賀基地)まで湧き水を送る土管を敷設する目的で掘られた。

明治16年、車馬を通すため軍によって現在の規模まで拡張。

 

このトンネルのおおまかな生い立ちがわかりました。

トンネルを抜けた先にはもう1つ短めのトンネルがあります。こちらが「走水第一隧道」になります。

外観アーチにレンガ積みが残ってて趣がありますね。

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走水第一隧道を抜けた先に別の看板発見。

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こちらも要約すると、

・フランス人技師ヴェルニーが計画した軍用水道。

・走水の豊富な湧き水を、7km先の造船所まで高低差10mの自然傾斜で運んでいた。

・当初は高さ1.5m、幅1m、長さ320mの一本の長いトンネルだった。

明治29年に拡張されて2本のトンネルとなる。

・馬堀側入口の山腹には古墳時代の横穴群がある。


元々、1本のトンネルだったのは初見でしたが高さ1.5mなら確かに分離する必要ないのかもしれませんね。

てか、ここから7kmも先の横須賀市街地まで電気もポンプも使わずに、高低差10mの自然落下で水道運べるものなのか…。海外の技術おそるべし。

 

ちなみに横須賀造船所まで通っていた水道管のルートは、現在の道路の県道209号→県道208号(馬堀交差点)→国道134号(大津交差点)→国道16号(三春二丁目交差点~横須賀)を辿っていたものと思われます。

いずれも当時の海岸線沿いルートであり、それより海側は、田戸埋め立て地(明治44年~大正11年?)によって開拓された土地なんだそうです。

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13:00 観音崎公園 到着

観音崎公園ビジターセンターの前にある駐車場を利用。二輪¥100。

バイクを停めて徒歩で探索。

 

観音崎と言えば東京湾要塞の要として砲台や軍事施設の遺構が多く残っていることで有名です。また、江戸時代末期~終戦まではエリア一体が一般人立ち入り禁止だった為、手つかずの自然も多く残っています。

 

観音崎灯台明治2年に日本で最初に作られた洋式灯台で、現在の灯台は3代目(大正14年~)になります。(入場料¥300)

ちなみに初代は大正11年4月26日の神奈川県東部地震による破損で取り壊し、2代目は再建のわずか半年後に関東大震災にて崩落。その破片は現在も海岸に残っています。

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Googleマップ ストリートビューより

 

 「観音崎水中聴測所跡」という名前らしいです。敵潜水艦のスクリュー音を感知するための施設だそうですね。海上自衛隊の敷地内にあるため、遠くからしか確認できませんが、鉄腕!DASHのロケで特別に内部公開されて話題となりました。

www.ntv.co.jp

 

その後、手堀トンネルをくぐって駐車場へ戻りました。

 

14:00 帰路へ着く

本当は三崎口やソレイユの丘方面にも寄り道したかったのですが、ここから1時間もかかるそうでまた次の機会へ。

 国道16号→追浜の日産工場→首都高下→環状2号線で帰宅。大した渋滞もありませんでした。

 

今回は以上です。ご拝読ありがとうございました。

 

<参照>

tabi-mag.jp

ja.wikipedia.org

www.city.nagaoka.niigata.jp

 

ja.wikipedia.org

 

hamarepo.com